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【購入マニュアル】車の買い方・値切り交渉のコツ

自動車会社に勤め、社会人歴10年間で車を3台買った私が、車の買い方・値切り交渉のコツを解説します。

目次

事前準備

何事も準備は大事です。
車は買う時はディーラーまたは中古販売店に行くのが基本ですが、行く前にしっかり準備しましょう。

欲しい車を決める

車を購入理由は色々あると思います。

・通勤
・家族の送迎
・レジャー/趣味

購入理由が決まっていれば、購入する車の候補をある程度絞れるはずです。
まずは絞りましょう。
大枠で決めておく程度で良いです。

・SUV
・コンパクトカー
・ミニバン
・軽自動車

欲しい車を決めすぎない

欲しい車はある程度は絞った方が良いですが、決めすぎるのも良くありません。
実物を見たり、試乗すると意見が変わることもあります。

・運転しにくかった
・思ったよりも大きかった
・色々オプションが必要で高かった

「絶対にこの車を買う」と決めてる人でも、決めつけすぎない方が良いです。
私も、3回購入した内の2回は、最初に購入を予定していた車から変えました。
そんなものです。

以下のループをイメージして絞っていきましょう。

大枠で欲しい車を決める
⇒「実物確認/試乗」「見積書の入手」を繰り返す
⇒ 購入する車を決める

値引き可能額を調べる

ディーラーに行く前に、可能な値引き額を調べておきましょう。
最終的にどれくらい値引き出来るかの答えは存在しませんので、大体で良いです。

実際にディーラーに行くと、最初に見積もりを貰えるはずです。
見積書に値引き額が載っている場合が多いですが、最初から大きく値引きされることはありません。

値引き額を見た時に、「まずはこんなものか」と思えるための準備をするために、ざっくりと可能な値引き額の目安を調べておきましょう。

・値引き交渉の注意
店舗に行くと、「ご予算はいくらですか?」
と聞かれると思いますが、具体的な金額を絶対に言ってはいけません。
値下げ交渉が不利になります。
すぐに購入する予定であっても、「購入を検討している段階で、金額も検討中です」と言いましょう。

予約

店舗に行く前に予約をしましょう。
予約をしないで行くと、他のお客さんと被る可能性があり、待つことになる場合もあります。

試乗の予約も必ずして下さい。
車は高い買い物ですので、試乗せずに購入することはあり得ません。
車にはグレードがありますが、希望に近いグレードだとベターです。

もし色が決まっていれば、同じ色の車が置いてあるところだと良いです。
車体の色に関しては、実際に肉眼で見ることをおすすめします。
画像/動画で見る色と、実際の色は少し違う場合が多いです。

出来れば、狙いの車の他に、少し気になっている車も置いてある店舗が理想です。
実際に見てみたら、そっちの車の方が良いと考えが変わる可能性もあります。

行動

ここからは行動に入ります。

店舗を回る

店舗を回りましょう。
「実物確認/試乗」と「見積書の入手」を繰り返しながら、購入する車を決定して行きましょう。

車に詳しくなければ、初めはメーカーにこだわる必要もありませんので、出来るだけ多くのメーカーの店舗に行った方が良いです。

いくつかの店舗を回ると、
「予算が足りない」というような消極的な理由と、「この車が良い」というような積極的な理由で車が決まってくるはずです。

・後日電話の注意

店舗に行くと、電話番号を書かされます。
後日、電話がかかってくる場合があり、正直鬱陶しいです。
電話しないで欲しい場合は「購入しようと思ったら電話しますので、後日の電話は遠慮下さい」と事前に伝えましょう。
「いつなら出られますか?」と聞いてくる場合もあります。
その場合は「急用が入る事が多いので分かりません」と答えましょう。
そうすれば、電話がかかって来てもスルー出来ます。

試乗と見積り書の入手を繰り返し、購入する車を決める。

購入店舗の決定

購入する車が決まったら、どの店舗で買うか決めましょう。

条件は以下で決めると良いです。

・家からの近さ
・店の雰囲気・設備
・購入金額

家からの近さ

定期メンテナンスを受ける場合は、自宅から近い店舗の方が良いです。
安く購入できたとしても、家から遠いと長期的に損する場合もあります。

引っ越す可能性が高い人は、この条件は無視して良いかもしれません。

店の雰囲気

基本的に営業マンが対応してくれるので、悪い印象を持つ事は少ないです。
ですが、「何となく嫌」と感じた場合は、そこで買うのはやめましょう。
車を買うのは一瞬ですが、結構長い付き合いになったりもします。

店舗によっては、整備のための設備が充実しているディーラーもあります。
車に問題が起きた時に修理をしやすい事がありますので、判断基準に入れても良いです。

購入金額

「出来るだけ安く買いたい」という考えは分かりますが、値引きは色々注意が必要です。
以下で値引きについて解説します。

値引き

値引きの前提条件

値引きを考える前に、以下2つを理解しておく必要が事があります。

・値引きの上限は分からない
・ある程度で見切りをつけた方が良い

まず、値引きの限界金額は分かりません。

もし車の在庫が少なくなって来たら、値引き額が少なくなるかもしれません。
値引きをしなくても売れるからです。

逆に、[車が余っている] [店舗の売上目標が達成できていない] [決算前]の場合は、値引き額が大きくなったりします。

値引きの限界金額が分からない状態で値引き交渉するということを理解しましょう。

そして、ある程度で見切りをつけた方が良いです。

例えば、ネットで調べたら最大で25万円くらい値引き出来そうだったとします。

その後に店舗で値引き交渉をすると、
1店舗目は10万、2店舗目で16万、3店舗目で20万、4店舗目で22万、5店舗目で23万
というように、最初は努力に見合いますが、徐々に値引き額は落ちていき、労力に見合わなくなります。

限界まで値引きしたくなる気持ちは分かりますが、程々で見切りをつけましょう。

値引きのコツ

ここからは値引きのコツをお伝えします。

まずメーカーによっては系列店があります。
例えばトヨタの場合は、

・〇〇トヨタ(地域名)
・トヨペット
・ネッツトヨタ
・トヨタカローラ

などです。

これらの系列店では、「残価%」「下取り価格」「値引き額」「キャンペーン」などがそれぞれ異なっている場合が多いです。
これを利用します。

例えば、以下の特徴があるとします

・a店は下取り価格が高い
・b店は残価%が低い
・c店は値引き額が多い
・d店はキャンペーン中

これらの見積書を交渉で合体させて、良い所取りをした見積書を作成します。

家電を買う時と同じで、他店舗は「これくらいの金額でした」と言えば、そこまで下げてくれる事は多いです。
もし出来ないと言われても、「他で補填して下さい」という交渉もできます。

事前に限界値引き額を調べておき、各ディーラーの良い所取りをすれば、かなり値引き出来ます。

さらに限界まで値引きしたければ、同じ系列同士で競わせることも出来ます。
ですが、労力やお金以外の要素も考えて、落とし所をつけましょう。

もし「この店舗で買いたい」と決まっている場合は、最後にその店舗に行くのが有効な方法です。

購入

一日あける

購入する店舗が決まったら、後は買うだけですが、何店舗も回ってその日に決めるのは辞めましょう。
大きい買い物なので、必ず1日は空けた方が良いです。
疲れた状態で判断すると、間違えることがあります。

勢いも大事ですが、高い買い物なので一日あけることを推奨します。

最後の値引き

購入直前に、最後の一押しの値引き交渉をしましょう。

今日決めるとは言っていない状態で、「もう数万引いてくれたら購入します」とか、「このオプションを無料でつけてくれたら購入します」と言えば、要望が通る事があります。

最後の一押しの交渉をしましょう。

まとめ

今回は「車の買い方・値切り交渉のコツ」をまとめました。

・納得のいく車を選ぶ
・安く買う
・今後の事(メンテ等)も考慮して買う

以上のことを抑えれば、大外れすることはありません。

車は高い買い物です。
上手く立ち回って、上手に購入するのが良いと思います。

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