本屋には何か吸い込まれるような魅力があり、私は本屋が目に入ると、目的も無くふらっと入ってしまう事があります。
今回は「本屋の魅力」についてお話ししたいと思います。
本屋に吸い込まれてしまう理由
なぜ本屋に吸い込まれてしまうのかをよく考えてみると、理由が2つほど思いつきました。
空気が良い
一つ目は、「空気が良いから」だと思います。
本は紙で出来ており、紙は木から作られます。
それが理由かは分かりませんが、本屋にいると森林にいるような感じがします。
無意識に自然を求めているのかもしれません。
また、本屋の店内は独特の匂いがします。
紙なのかインクなのか分かりませんが、この匂いは昔から変わりません。
懐かしさや安心感を感じます。
多分、そのような空気感が心地良いのだと思います。
程よく静か
二つ目は、「程良く静かだから」だと思います。
本屋は独自の静かさがあります。
まず、喋っている人があまりいません。
皆、静かに本と向き合っています。
学校で「図書室では喋るな」言われ続けた事も本屋が静かな理由としてあるかもしれません。
店内に流れてる音楽もおしゃれです。
休日の自宅で流したくなるような、落ち着いた音楽が流れてます。
本屋にいるだけでヒーリング効果のようなものを感じ、癒やされます。
本屋に行って気付く事
本屋をうろついていると、色々と気が付く事があって面白いです。
コーナー別に紹介していきます。
入口のコーナー
新刊や流行の本が置いてある事が多いです。
この本の配置は昔から変わりません。
ですが、置いてある本のジャンルが昔と変わって来ている気がします。
私が学生の頃は、小説やマンガが多く置いてあった記憶があります。
(それしか見えてなかったのかもしれませんが)
それが今では、お金や投資の本が増えてきた気がします。
悲しい話ですが、皆んなお金に苦労している証だと思います。
本屋の入口を見るだけで、世の中の関心事の変化が分かったりします。
参考書コーナー
参考書コーナーを覗いてみると、私が学生だった10〜20年前とほとんど景色が変わっていないことに気づきます。
この変わらない景色を見る度に、日本の教育は本当に変化しないものだなと思ったりします。
他のコーナーは変化があるのに、参考書コーナーは時が止まっているように感じます。
教育業界は変化に厳しいのかも知れません。
スピリチュアル系のコーナー
私が絶対に立ち寄らないコーナーの1つに、スピリチュアル系のコーナーがあります。
風水や占いの本が置いてあるコーナーです。
色が特徴的なので、遠目からすぐに分かります。
コーナー名を見る必要もありません。
メインカラーはピンク・紫・水色で構成されており、怪しげなオーラが漂ってます。
個人的には「あのコーナーに行き始めたら、自分は終わりだな」と思っています。
病んだら行くかもしれません。
このコーナーは昔からずっとあるので、一定の需要があるのだと思います。
不思議です。
自分が行くコーナー
やはり人は、自分が好きなコーナーや気になっているコーナーに無意識に行きます。
ほとんどの人は本屋に行くと、大抵同じようなジャンルの所に行きます。
後で自分が行ったコーナーを思い出すと、自分は何が好きで、何に興味があるのかを再確認する事が出来ます。
各コーナーにいる人を見てみると、何となくそこに居そうな人がいる事が多いです。
そういう意味では、好きなコーナーというのは自分を見る鏡なのかもしれません。
最後に
最近では本屋の数が減ってきており、本屋が好きな私はとても残念に思っています。
これも時代の流れなので仕方がないですが、出来るだけ残って欲しいなと思っています。
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