今回は、「資産額別の心境と立ち回り」というテーマでお話ししたいと思います。
私は社会人になってから、コツコツと貯金&資産運用を継続し、30歳の時に資産1000万円を達成しました。
資産1000万円を達成するまでの道のりで、お金についての考え方に変化がありましたので、その話もして行きたいと思います。
特に社会人になったばかりの人は、ご参考ください。
貯金額:0〜100万円
誰でも最初はここから出発します。
大企業に新卒で入社した場合、最初の1年間で達成したい目標の１つが貯金100万円だと思います。
月に5万円、ボーナスで年40万円を貯めると、年間100万円を貯めることができます。
︎早めに貯金100万円を達成しよう
新卒の人は特に知っておいて下さい。
社会人になった最初の1年間が貯金においては一番大事です。
私の経験上、最初の1年間で100万円を貯めることが出来た人は、その後も貯金を継続出来ます。
逆に言うと、最初の1年間で散財して、後から巻き返した人は私の周りにはいませんでした。
社会人1年目で貯金の癖をつけるのはとても大事です。
もちろん、お金を使って得られる経験も大事です。
ですが、貯金の癖をつけるのも大事です。
上手にバランスを取りましょう。
︎貯金の仕組みを作る
貯金を継続する方法は、「月の貯金額を決めて残りを使う」という方法です。
「余ったお金を貯金する」という方法では貯金は出来ません。
オススメの方法は、貯金用の口座を作っておき、給与が入った瞬間にそこに毎月入金する方法です。
(自動の引き落とし設定をしておけば完璧です。)
貯金の仕組み化は、貯金の継続にとても役立ちます。
貯金用の口座を作っておけば、それ以外のお金は自由に使って良いという事です。
お金の管理をしやすくなります。
貯金用の口座を作りましょう。
貯金100万円を突破できない人
何年も貯金100万円を突破できていない人は、貯金する意識が低いか、そもそも貯金という考えを持っていない人が多いと思います。
特に貯金30万円以下の人は、その日暮らしに近い生活だと思います。
毎月、家賃や光熱費の支払いを気にしながら生活しているはずです。
お金に振り回されがちな生活になっていると思いますので、早めに抜け出したいところです。
︎貯金額:100〜300万円
社会人になって3年間で貯金300万円を達成できれば、中々良いペースです。
心理的に余裕が生まれる
300万円を貯金できると、心理的に余裕が生まれます。
少し働かない時期があっても、1年程度は普通に過ごせるでしょう。
転職に踏み出す気持ちにもなれます。
引越費用や新規の生活費がかかっても耐えられるからです。
安心し過ぎない方が良い
貯金300万円くらいから、貯金を止める人が一定数出てきます。
心理的に余裕が生まれたが故に、貯金を止めたのだと思います。
ですが、ここで止めるのはまだ早いです。
300万円というのは、簡単に使ってしまえる金額でもあります。
次の500万円の壁を目指して、貯金を継続しましょう。
500万円貯めると、また違う世界が見えます。
︎投資に手を出し始めると良い
300万円を達成した位から、投資に手を出し始めた方が良いです。
もう少し貯金額増えると、確実に投資した方が良い段階に到達します。
現金だけを持っていても、持て余すからです。
練習のため、少額で良いので投資を始めた方が良いです。
おすすめはインデックス投資です。
(毎月、定額を投資し続ける方法です)
一度設定すれば自動で継続できるので楽です。
迷ったらインデックス投資をオススメします。
貯金額:300〜500万円
500万円の大台を目指している時期です。
個人的には、この時期の貯金が一番楽しかったです。
300万円を貯金出来ていれば、500万円は時間の問題で達成できます。
︎500万円も貯金出来たという財産
毎年100万円を貯めることが出来ていれば、5年で貯金500万円を達成できます。
新卒で貯金を継続出来ていれば、20代後半で達成できる金額です。
5年間で500万円を貯めることが出来れば、かなりの自信に繋がります。
コツコツ貯金を継続出来た実績は、貯金額以上に気持ちの面での財産になるはずです。
︎投資をした方が良い
500万円を達成した時には、投資を始めていた方が良いです。
実際、500万円を達成した人は、投資をしている人が多いと思います。
現金だけで500万円も持っていても、確実に持て余します。
生活するのにそこまでの現金は必要ありません。
オススメはインデックス投資です。
︎貯金額:500〜1000万円
500万円を貯金出来た人は、1000万円を達成する実力は確実にあります。
その一方で、高い壁があるのも事実です。
︎壁は高いが、モチベーションも高い
500万円を貯めることが出来ていれば、1000万円は確実に達成出来ます。
貯金が習慣になっているので、大きな負担を感じる事も少ないです。
その一方で、500万円を貯めるまでの道のりは長かったはずです。
なので、1000万円に到達するまでに、かなりの時間がかかることを理解している状態でもあります。
ですが、1000万円は数字の桁が変わる大台です。
モチベーション自体は高いはずです。
地道に貯金を続けていれば、必ず達成出来ます。
このゾーンいる人は、頑張って欲しいです。
︎ライフプランで達成時期が変動する
このタイミングで結婚したり、住宅ローンを組む人は多いです。
その場合は、達成の時期が遅くなります。
ライフプラン次第で達成時期が変わるのが、この1000万円というラインでもあります。
︎投資はしましょう
投資を始めていない人は、始めましょう。
(貯金500万円で投資をしていない人は少数派だと思いますが)
現金だけ持っていても、確実に持て余します。
オススメは変わらず、インデックス投資です。
貯金額:1000万円〜
毎年100万円を貯め続けても、10年かかるのが1000万円です。
この額を達成した時には、
「ついに達成したぞ！」と言うよりは、
「いつの間にか達成してたなぁ」
と言う感覚で達成すると思います。
長年の継続によって、いつの間にか達成するからです。
1000万円を達成すること自体は素晴らしいです。
ですが、いざ達成すると、少し変な気持ちになります。
︎これ以上の目標が出来ない
1000万円を達成すると、次の目標設定が難しくなります。
年齢にも依りますが、これ以上貯める意味が見出せなくなる事と、2000万円が遠すぎる事が分かるからです。
1000万円を貯めた人は、1000円の重みを理解しています。
もう少し使っても良かったような気持ちになる
これも年齢・収入・支出によりますが、私のように30歳くらいで達成すると、
「もう少し使っても良かったのではないか？」
と言う気持ちになると思います。
高収入で、そこそこ使って、沢山貯めたタイプであれば全く問題ありません。
問題は、お金を使うことを恐れて、貯金だけに注力して1000万を達成した人です。
失った時間を振り返って、後悔する可能性があります。
(もちろん、1000万円を貯めることができた事は立派です。)
投資の成績が気になる
1000万円を貯めた人は、貯金1000万円と言うよりは、資産1000万円と言う方が正しい表現になるでしょう。
資産1000万円を達成する人は金融リテラシーが高いので、ほぼ100%の人が投資しているはずです。
1000万円貯めると、投資の運用成績がちょっと気になり始めます。
1000万円を株式投資してた場合、株価が5%下がるだけで50万円の損失になります。
これは基本給より高い金額だと思います。
そして株価というものは5%くらいは平気で変動します。
なので、毎月稼ぐ金額よりも株価の変動額の方が大きくなって、不思議な感覚に見舞われます。
私は長期でインデックス投資を継続していますが、この時に改めてインデックス投資をしていて良かったなと思いました。
この不思議な感覚に惑わされる事なく、自動で積立投資という最適な投資を継続できるからです。
︎物欲が逆に消える
資産1000万円になると、世の中で売られている物がほとんど買えるようになります。
もちろんランボルギーニとか、家を一括購入とかは出来ません。
ですが、高級車とかも普通に買えます。
そして、買う事が出来るが故に、高級なものが高級に見えなくなる現象が起きます。
この現象によって、無駄に高級な物を買うリスクが減ります。
︎お金からかなり解放される
私は資産1000万円を達成した時に、お金の縛りからかなり解放された感覚がありました。
1000万円あれば、数年は何もしないで自由に暮らすことができます。
そして1000万円あるが故に、逆に物欲が消え、資産が順調に増えていく無敵状態になります。
年齢によりますが、30代前半で1000万円を達成できれば、運用によって老後も問題ないと自信を持てます。
(もしこの状態でダメだったら、国民のほとんどはダメだろうと諦めもつきます。)
おそらく次の目標は、2000万・5000万・1億とかになると思いますが、まともな働き方をしていたら、あまりにも時間がかかることが分かっています。
なので、心からの目標になりにくいです。
30代は、1000万円が1つのゴールになると思っています。
まとめ
貯金や投資に関しては、仕組み化してコツコツ継続するのが一番良いです。
それ以上の正解は無いと思います。
資産が増える1番のメリットは、お金の心配をしなくて良くなる事だと思っています。
お金の不安は無いに越した事は無いです。
それぞれの貯金額で色々な心境の変化があると思いますが、1000万円あるとお金の見え方が変わります。
是非、目指して頂きたいです。
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